|
テーマ:今日の出来事(288816)
カテゴリ:自衛隊
当該ブログ閲覧者各位、お疲れ様であります。 愚生、楽天ブログに間借りして、数十年(在職中北海道は千歳市において2014年12月14日開設)でありますが、ブログ(「ゴモラでございます」)の更新は驚くほど少ないのであります。内容がしょうもなくてつまらないのですが、興味のある方は、リングを下記に張って置きますのでよろしければどうぞご覧になってみてください。 ゴモラでございます 本ブログは、本ブログが何らかの緊急事態等(サーバー不具合等に伴うデータ損傷等を想定)に陥った場合(いや、本ブログどころかこのブログもデータ損傷するやん、頭大丈夫か?)の仮ブログ(代替飛行場という表現は、航空法に基づく秘密事項ではありません、緊急時にどこに着陸するか決まっています)として活用するため、楽天様のご配慮により開設されたものです。 仮プログとはいえ、逐次記事を掲載し、整備していこうと考えております。 さて、愚生は元自衛官であります。定年退官してほぼ二年が経過します。 定年退官の日(退官の申告を終え、身分証明書を返納した時、他の元自の方もこの時は言い知れぬ脱力感を感じるそうです)は、終戦時の玉音放送を聞いた軍人さんのような面持ちでした。 「本当に脱力」しちゃうんですよ。体に力が入んないっていうか、足元がフワフワしてるんですね。頭の中は真っ白だしね。 「これからどうしよう」...っていう気持ち、「茫然自失」っていう四文字熟語ってこういう場合なんだなぁ、なんて思いました 退官後、自衛隊援護(自衛隊のハローワーク)に紹介していただいた企業に期間限定社員(正社員ではない)に入れてもらい、一年半月勤務し、依願退職(半年契約更新で切りが良かったものあります)昨年の11月のことです。 現在は、地元ハローワークに通い、次の職を探しているところです。 昭和の時代に入隊し、平成を経て、令和で退官...三十六年間余を自衛隊で過ごしたことになります。 子供の頃から鉄道が好きでしたので「国鉄」に入りたかったのですが、旧国鉄は合理化のため1982年度を最後に新卒採用を中止、選択肢は、地元私鉄の「西鉄」、「福岡市営地下鉄」でしたが、「西鉄」の新卒採用は同時なし、「福岡市営地下鉄」は、一次試験は合格しましたが、二次試験(作文と面接)で不採用。意気消沈のもと、併願して受けていた郵便局(当時は、郵政B、郵政外務といってました)、福岡県庁職員全部不採用...「農協(縁故採用)」という選択肢もありましたが、もう、やる気が失せて実家で過ごそうかなとも思っていた矢先、自衛隊地方連絡部の隊員さんが実家を訪れ、開口一番「あんたは就職試験全部落ちたとやろ?自衛隊に入らんね?」愚生の就職については、ごく一部の身内のみが知ることだったのですが、この隊員さんは、「愚生の就職動向」を全部把握していました。今でしたら「個人情報漏洩」だので問題にもなりかねませんのですが、「自衛隊」の情報収集能力の凄さを実感しました。「自衛隊」は選択肢からは除外していたのです。他のブログにも記しましたが、今でこそ、優秀な方も入隊されるとのことですが、昭和の時代、「自衛隊」といえば、地元の落伍者の集まりでした。大型免許等の資格を餌に釣られて厳しい訓練に耐えかねて逃げるように地元へ戻ってくる方を多々見受けてました。 自衛隊に採用が決まったことを学校の進路室(担当教諭に報告の義務があった)に伝えに行ったとき、その担当教諭から「教え子をあんな所には行かせない」云々のことを言われ、書類を置いて無言(言い返せなかった)で進路室を退出した記憶が蘇ります。わが高校卒業(昭和60年)の県立普通科(国立大現役0名の出来のよい学校ではなかった)では自衛隊への入隊は2名 陸自の曹候生の方(他の科で面識はなった、もう、同じように退官されているのでしょう)と空自の新隊員の愚生だけでした。 愚生は、資格等(今なら言えますが、思ったようには大型免許等資格等は取得できません。様々な制限があり、愚生は官費で取得した資格等は一つもありませんでした)は欲しくなかったけど、「もうどこも行くところがないからお世話になろうか」というのが「入隊動機」です。体力もない、泳げない、根性もない、無いない尽くしで入隊し、三十六年間余なんとか「無事に過ごすことができました」 入隊直後から「一刻も早く辞めたい(班長から入隊当初からビンタを食らった、当時では当たり前のことです)」事態に陥りましたが、社会から疎外された(当時はそう思っていました)愚生を拾って頂いた恩を返す...「一宿一飯の恩義を返す」昔の博徒のような...という思いがあり、少しでも自衛隊組織に貢献したいという思いで過ごして参りました。なんか変ですね。 この三十六年間余の経験、技能が娑婆=一般社会で通用するかといえば、そうとも言えないのが感想です。またこの件は別の機会に述べていきたいと思います。すみません、自分語りが長い・・・「食べログ」等SNS等でも「自分語り」をされる方が多いそうです。愚生は、「自分語り」自体は嫌いではなく、興味深く拝読してます。さて、本題、愚生は自衛隊時代が懐かしいため、退官後、日本各地の駐屯地等祭り、記念行事を訪れております。記念式典、訓練展示、体験搭乗なども催しがあり、そのこともまた、他の機会に記していきたいと思っています。 お題にもありますとおり、各駐屯地や基地、分屯基地、機関等には「厚生センター」なる喫茶店や売店等の施設があります。 大抵は、駐屯地(基地、分屯基地及び機関等)業務(機関等であれば課長)隊長の管理下、自衛隊の厚生業務(防衛省共済組合の貯金業務、物資業務等々)などの隊員さんの福利厚生を司っている場所でもあります。BX(PX)売店も最近では、ファミリーマートやディリーヤマザキなどのコンビニエンスストアが業務委託で入店しています。共済組合の保険事務所には厚化粧の水商売風(実際に飲み屋さんを兼業されている方が多かった)な保険の担当の方がおられたり、即売会(今では少なくなりましたが、怪しげな業者さんが怪しげな商品をたたき売りしたりして、愚生たちは冷やかしで楽しんでいたりもしました)ソファが常設されており、日ごろお訓練に疲れた隊員さん達の憩いの場でもあります。 先般、某防衛省敷地内(実名は控えさせてください)に食事のため、厚生センターに入った際、愚生が若い頃通っていた喫茶店に「あの頃の雰囲気というかオーラー?」を感じ、引き込まれるように迷わず入店した次第。 手書きのイラスト、それも著作権度外視の某ネズミさんといい、「昭和テイスト」が漂ってまいりテンション上がりまくりです。 もう、「ホワイトボードに書いた日替わりメニュー」がいかにも「自衛官が好みそうな」ものばかりです。 カツカレーの横にハートのような印がありますが、これは某ネズミさんの頭部を模しており、小鉢(大体、揚げ物)が付くようです。 店のお姉さん(妙齢の美女、昔は、お姉さん目当てに大勢の男どもが押し寄せたのでしょうね。)に聞くと、以外にも人気メニューは目玉タカナピラフ(サラダ)とのことでした。 愚生は、宮崎にシンパシーがあるため、A定食(チキン南蛮、宮崎県には「おぐら」というチキン南蛮の老舗(発祥の地とも)があるのでお越しの際は是非ともご賞味ください) 当然、熱々ではありません、完全な作り置き冷え切っています(これはこれで美味しい)。これぞ、「昭和喫茶店の食事」なんですねぇ。サラダの家庭感、付け合わせの漬け物の適当感がよい。 ご飯は炊きたてでうまい。まぁ、俗にいう「家庭炊き」で大盛にてです。 九州は、当然「白みそお味噌汁」であります。まぁ、九州圏内個人料理店に入るとまず、間違いなく「白」、南関あげ(熊本南関町特産の油揚げ風)があればパーフェクト!(愚生、中部圏部隊勤務が長いため、お昼どきは「赤味噌」を好む。) この「お得感」をそそるショボいサービス内容が「自衛隊喫茶店」ならではで嬉しい。レモンスカッシュ、クリームソーダ、ぜんざいなんかもあります。 また、健康志向無視の濃い着色料飲料(インスタ映えはするかも)でとにかく「合成甘味料で極めて甘い」 けれど、夏の暑い日などに肉体疲労の隊員さんには「人気」があるんです。 壊れて稼働していないスロット機が放置してあるのもたまらん、機種が微妙に古いのが良い(愚生の時代は「音」はカットされていました。) 壁に無造作の掛けてある「よく分からない複製画」、「ジャンルばらばらの漫画週刊誌の本棚(漫画がソースとか醤油で汚れている)グラップラー刃牙はなぜにも自衛官に人気があるのか(作者も元自らしいですね)。最近、個人営業されているオシャレ系喫茶店ではなかなか見られない昭和レイアウトが良い! 「警務官(自衛隊の司法警察職員(準警察職員)、昔は憲兵(MP)といってました。自衛隊のお巡りさんです。)巡回中」の張り紙が店内に掲示、これは流石に一般社会(普通、警備員巡回中)ではないでしょうね。まぁ、注意喚起で気を引き締めよ(在職中、厚生センターで騒ぎはするものの、悪さをしている隊員さんを見たことがありません)とのことでしょうね。ここでは掲載できない「火災報知器点検票」も自衛隊ならでは。きちんとオーナーが点検している(押印してある)点検票が廊下に設置されています。当直の巡回の時にもチェックが入ります。 これまでご紹介したのは、警務官巡回中と火災報知器点検票以外は、昭和の昔では、ごくごく当たり前の喫茶店内の風景です。愚生は、中部圏の部隊で「モーニングメニュー(ゆで卵、小倉トースト、おつまみ豆?などお腹一杯になります)食べるのが好きでした。自衛隊では何時でも「外出(悪さをして「外出止め」にされている隊員もいた)」できるとは限らず、日命に示された特別勤務以外の「純然たる現在員(「残留」(初動で対処する等)を特別勤務としてどうするかは各駐屯地等で違いがあります)」の時、厚生センターにぶらぶら遊びに行ったものです。喫茶店で「日替わりメニュー」を食べ、同期とあそこの飲み屋の女の娘は良い、悪いとか本当に下らないことを喋ったり、駆け足をして、お風呂に入って「隊員クラブ(今は、「花の舞」さんが委託のところが多い、比較的安価(「給料日つけ払いができる」)、女性隊員も多く通い、それ目当てで通うものもいた)」でお酒を飲んだり、規則内(日夕点呼に出るので飲み過ぎないよう、酔ってフラフラになった同期を支えて点呼を受けたのをお覚えています)での楽しみを見出して「外出」するよりも楽しい時間を過ごしたりしました。今思えば、「外出」できない不自由さが逆に懐かしくも感じています。内務班でも家庭用ゲーム機の保有が許されている部隊等も多いようですし、これから入隊される方も「自衛隊」の中で規則を守りつつ、自分なりの「楽しみ」を作りだしてみてください。 嫌な事があっても、同期と飲みながら愚痴をいったりするとストレス発散にもなり、明日からの訓練も乗り越えることができますよ。 駐屯地等での出来事等で面白い(情報保全上問題があるものは自粛します)ことがあれば、また、記載していきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.02 22:04:11
コメント(0) | コメントを書く
[自衛隊] カテゴリの最新記事
|
|